無関心女の頭上に星は輝く



奏太はそんな星可を見ていて寂しくなった。



ありさからある程度の話は聞いている。


だから、弟は完璧に誤解しているのも知っている。



だけど、奏太は動かなかった。


誤解だとか、アドバイスだとか、


そんなのは一切なし。




全部、本人たちに任せたかった。



だから、星可から、しばらく離れることにした。



あの日――――




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