有明先生と瑞穂さん
「本当は、できることなら付き合いたい。

他の人達みたいに普通に恋人同士になりたいよ。

でも俺は教師で、君は俺の生徒だから普通じゃ駄目だと思う。

それでも君に気持ちを伝えたのは誰にも譲りたくなかったし、何も知らせないままで待つ気はなかった。」

そうきっぱり言う先生の顔はとても大人っぽく見え、瑞穂はドキっとする。

(めったにそんな物好きいないのに)





つまり、結果は瑞穂次第と言うことらしい。



瑞穂が有明先生を好きになって、付き合いたいならみんなに隠れてでも付き合う。

卒業まで待ってくれというなら待つらしい。


(じゃあ先生はそれまでにもっと好きな女性が現れたら…?)

そう考えた瞬間なぜか心にモヤッとしたものが浮かび、不快になったので考えるのをやめた。



(…じゃあ、もし…)


(こんなに待ってくれるというのに、先生を好きになれなかったら…?)



自分の気持ち次第なのに、先生の気持ちを考えると胸が苦しい。
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