有明先生と瑞穂さん
ひとまず着替える為に瑞穂は一時的に帰宅した。

親が帰ってくるのは夜だがやはり無断外泊の後ろめたさから緊張する。

それでも家はがらんとしていて何も変わりはないことを確認すると急いで自分の部屋に向かった。


「えーっとこういう時って何着ればいいんだろう?!」


クローゼットやタンスをひっくり返す勢いで、瞬時に部屋は服が散らかった。


「これは・・・普通すぎるかな。
でもこれは・・・気合入りすぎじゃない?!
ああでもこれは・・・大人と歩くには子供っぽすぎるかなぁ・・・
ああもうーーー!」


特別オシャレをしたいわけじゃないのにこんなに悩まなければいけないとは思わなかった。


(デート、あなどりがたし!)
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