有明先生と瑞穂さん
もう一度布津が深江に説明すると

「ほんとだー珍しいね」

と言いながらすぐに瑞穂に近寄っていく。

「あっオイコラ!」


「晴ちゃーん、おっはよ♪」

「あ、おはよー結ちゃん」


そこで初めて瑞穂は携帯から顔を離した。


「晴ちゃんが携帯ずっといじってるって珍しいねー。
誰かメル友でもできたの~?」

からかうように言う深江の言葉に遠くで聞いていた布津が

「メル友・・・!!!」

と言いながらぶっ倒れた。



「いやっ、違うよー。そんなんじゃないよ!」

慌てて瑞穂は手を振って訂正した。

「あーやしーい!」



「瑞穂ー!お父さんはメル友とかそんなふしだらなのは許しません!」


必死の形相で布津が床に這いつくばった状態で駆け寄ってきた。


「ギャ!キモッ!
聞いてたの?!つか何?!
お父さん?!は?!」


ツッコミどころが多すぎて瑞穂は混乱する。
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