有明先生と瑞穂さん
有明先生の一泊旅行
天気予報は今日と明日で晴れ。


パンパンで重くなった鞄を玄関まで運ぶとインターホンが鳴った。


母が出ると人当たりのよい顔をした国見さんが挨拶をして出迎える。



「いってきます!」


元気に家を飛び出した。



今日は待ちに待った一泊旅行だ―――!







前日まで、何回か打ち合わせで有明先生の家を訪れ4人で旅行先や時間、予定を決めた。


親に一泊旅行というには保護者がいた方がいいだろうということで、同性である国見さんを『友達のお姉さん』ということでさりげなく紹介し、下準備は万端だ。


(騙したみたいで少しだけ後ろめたいけどね・・・)


でもやましいことをするわけじゃない。
なるべく親には心配掛けない方がいいだろう。


(うんうん、異性もいるけどやましくないよね!)


瑞穂は自分に言い聞かせた。
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