6 L O V E .



「・・・リカさん」


「へ・・・」


彼女の真正面に立ち、自分のマフラーを彼女の首に巻きつけた。




「風邪引くよ」


「あ・・・うん。告白できた?」


無理やり拭った涙。
そして、また壊れそうに笑う。




「ちゃんと言えた」



「そっか・・・。よかったね」



あえて答えは聞こうとしない。
リカさんなら分かっているはずだ、全部。



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