6 L O V E .


それが私たちの始まりだった。

私にとっては3人目の彼氏。

須賀君にとっては初めての彼女。



彼の前では素直な私でいられた。


山本君はなんで特進クラスにいるのか

とか

麻美ちゃんとはあまり仲良くない

とか

最近はホワイトマヨネーズっていう芸人がおもしろい

とか


須賀君にはなんでも話せたし、一緒に笑ってくれる須賀君が好きだった。



秋になると、塾近くのカフェで受験勉強を一緒にした。

彼の志望校はこの辺じゃ一番難関の男子校だった。



私なりに一生懸命恋をしていたんだと思う。


だけど・・・。



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