6 L O V E .
「せっかくカフェオレのおかわり頼んだのに、冷めちゃうよ?」
「ああ、もう戻るよ」
やっぱり須賀君にだって、そういう人がいて当然だよね。
もう三年も経ってるんだよ・・・?
忘れられてなかったのは、私の方だ。
「ありがとうね。もう、私に構わなくていいから」
「白石・・・?」
「お願いだから、私のこと忘れて」
そう冷たく言い放って、私はその場から逃げた。
誰かに優しくされるのも嫌。
その優しさが私のものじゃないってわかったとき悲しいから。
わがままで最低な私をどうか誰も許さないで。