6 L O V E .




違和感は登校して、下駄箱まで来たときからあった。


みんなが私を見てくる。


それはいつものことなのだが・・・。


明らかにその視線は「嫌悪」から来るものだった。




教室に入った瞬間飛び込んできたのは、



クラスメイトの冷たい視線と


黒板に書かれた



"白石秋歌は、来るもの拒まず誰とでも寝る魔性の女"

"羊の皮をかぶった化物"

"汚らわしい女"



醜い言葉の数々。



スーッと青ざめるのが自分でもわかった。


そういえば、昨日の三人組の男たち妹がうちの学校にいるとか言ってたっけ。



< 302 / 327 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop