6 L O V E .
「秋歌!!!」
バンッと屋上の扉が開いて、そこには粉だらけになった寧々の姿があった。
「バカヤロー!帰ったと思って一回あんたの家、行ったわ!!!」
「寧々・・・」
ぎゅっと寧々は私に抱きついてきた。
「まじで、ビッチ認定されちゃったじゃんよ!」
「ねえ、この子ほんとにあんたの友達?」
寧々の言い様にびっくりしている川島さん。
「寧々、ありがとう!」
私も寧々を抱きしめ返した。
「じゃあね、ビッチちゃん」
「川島さん、本当にありがとう」
「突っ込みなさいよ。バカ白石」
そう言って、川島さんは屋上から出ていった。