[完]ヤクザが愛する女~Ⅲ~
龍司は話し始めた。


「ごめんな。」


「え…」


「香織の事…」



香織さん…


私は頭を横に振った。


「俺…夏愛と香織重ねてた。

香織が忘れられなくて香織に似てる夏愛を見つけた時金で買ったんだ。


夏愛を香織て思ってた。

買ったその日までは…」


その日まで…?


「だけどお前は香織と全然似ても似つかなかった。

無理矢理香織に重ねてた。全然違う人間なのに…」




直接言われるとやっぱり辛い…
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