[完]ヤクザが愛する女~Ⅲ~
「香織はさ…簡単に言えば夏愛と正反対の性格だった。静かで自分から言いたい事言わなくて…

でも夏愛はギャーギャー騒ぐし言いたい事は思う存分言うし百面相してっし…」



おいおい…


悪口じゃないのか?


「だけどよ、一緒に居て飽きなかった。香織と一緒に居る時は気ぃ遣ってた。

だけど夏愛と居る時はそのまんまの自分でいれる気がしてさ…

すげぇ楽しかった。」


龍司…



「鉄から俺たちをバックにつけようとしてる話を聞いてさ…俺香織はそんな事するような奴じゃないって思ってた。


だからヨリ戻したフリして確かめた。もちろん夏愛には言うつもりだった。」



え…

私に言うつもりだったの?
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