[完]ヤクザが愛する女~Ⅲ~
それは鉄さんだった。


「え…鉄さんの知り合いですか…?」



男は焦っていた。


「お前は下がれ。」


「は、はい!」



その男はどこかに行った。



「鉄さん久しぶり…」


「お久しぶりです…」



鉄さんも変わっていた。


前はキッチリされていたスーツも今は着崩されていた。



鉄さんは夏龍に目を移した。


その時大きく目を見開いた。



「夏愛さんその子は…」


「私の子よ?












私と龍司の子なの…」
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