手紙





これ以上言い逃れはできない。





そう考えた睦月は、大人しく部屋に戻ろうとするが、お母さんの説教はまだ終わらない。







「夏休み終わったら受験モードに入るかと思ったらまだ遊び呆けて・・・少しは自覚持ったらどうなの?お姉ちゃんと同じ高校に行くんでしょ?」







「わかってるよ・・・・」






最近こればっかりだ。





お母さんが口を開けば「勉強しろ、勉強しろ」。






睦月だってわかってる。






ちゃんとしなきゃって。





でも、気になるんだ。






海が。





沖田が・・・・






< 101 / 432 >

この作品をシェア

pagetop