手紙




だけど、さすがの睦月も、海に入ることはしなかった。





岸へ流れ着くのをじっと待つ。





やっとの思いで手に取り、すぐに中を確認する。






「いつもの沖田さんの字だ・・・」





顔が赤らんでいるのは、熱があるから。






睦月は両手でビンごとを大事に包み、家へ持ち帰った。









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