手紙
一瞬と言わず、このまま時が止まったままになるのではないかと心配されるほど、世界が停止した気がした。
今の睦月には、波の音さえも耳に入らなかった。
頭の中で繰り返される翼の言葉。
何度考えてもその意味がわからない。
いや、わかるのだが、信じられないのだ。
人生初めての告白。
今まで彼氏などいなく、恋に無縁だった睦月だ。
気づけば、沖田が初恋なのかもしれない。
そんな睦月へいきなりの告白。
理解するにも、時間がかかった。