手紙




苦笑いの睦月。





忘れよう。





沖田のことはもう忘れるんだ。





このまま普通に生きていく。





新しく誰かに出会って、メールして、電話して、会って。





そして好きになる。





今までのは夢だったんだ。





だからもう、忘れる。





睦月はそう自分に言い聞かせ、この日から海へ行くのをやめた。










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