手紙





「次高杉晋作でしようかなー」







「乙ゲーなんてもうやめなよー」





「うるさいリア充め!」






その後もそんな会話が続いていたが、もう睦月の耳には届いていなかった。






“沖田総司が死んだ”






頭の中ではその言葉がグルグル回っていた。






いつか調べた「沖田総司」







確か若くして結核で亡くなっていた。






その後はあまり深く考えていなかったが、自分より先に死ぬのはあたり前だ。






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