手紙
「でも?」
「お前それ、意味わかってんのか?」
「意味・・・・」
土方は、睦月がその「意味」を理解していないことを察し、頭を抱えため息をついた。
「櫛を女に贈るということは、これから喜びはもちろん苦しむことも、死ぬことも共にするということ。つまり、結婚を申し込むときに贈るものだ」
「け、結婚!?」
まさかの裏話に大きな目を更に大きく開く睦月。
「あいつ、何考えてんだ・・・」
力なく右手で髪をくしゃくしゃとした。