手紙
「睦月、睦月が帰るには僕の手紙が必要なんですよね?それを追いかけて帰るんですよね?だったら早く書かなくては」
ゆっくりと睦月を自分の体から引き離し、机へと向かった。
「まだ見ないで下さいね?帰ってからのお楽しみです」
まるで子供のように、横目で睦月にそう言う沖田。
再び静かな空気がこの部屋に漂う。
沖田が手紙を書く間、睦月は何度ため息をついただろう。
帰りたくない。
ずっと沖田の側に居たい。
その言葉だけが頭の中をグルグル回る。
あわよくば、沖田が手紙を書き終わらなければとさえ思う。