嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
私に顔を傾けて…近づける光さん。


私も固く目を閉じたーーー


絡まった唇から光さんの気持ちを感じ取る。


「…明日から店には出なくていい…」


「!?」
そう言い捨てて…光さんは今度は深いキスを私の唇に落とした。



「あいつも気付いているんだ…お前の秘密に…あいつも…俺と同じで…色は違
えど龍の人間……」


激しいキスをされて半分…意識を遠のいた私に光さんは囁く。



「俺は『白龍』…あいつは『蒼龍』……」



「……」
そして私は『紅龍』…


私は光さんから見れば…復讐相手の血筋……









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