嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
「…純粋にスキとは言えないが…俺はお前にホレてる…誰にも渡したくない…」


「!!!?」
光さんはそう私に自分の気持ちを言い放ち…グィッと私の腕の中に引き込んだ。


「……」
霞のかかった月の光だから光さんの顔は良く見えないけど…真剣だ。



『純粋にスキと言えない』と言う言葉の意味は私も理解していた。
私は『紅龍』の血を引いているから。
光さんの片恋相手…佐波様に瓜二つだから。



でもそんなコトはどうでもいいくらい



私は光さんをスキになっていた!!

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