嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
 俺は半分…意識を失いかけていた。


 全身に激痛を感じる。

 幸いにも骨は折れていない…


 「光様!!?」


 シロの声が遠くなりかけていた俺の意識を戻させる。


 「だ…だい…じょーぶ…」


 「立てますか?」


 「ああ~」

 シロは俺に肩を貸してくれた。


 身体を動かすと…全身に痛みが走る。


 「くそっ~」


 俺はその痛みが…ウザイと…舌打ちする。

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