嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編

　俺はシロに支えられて…車の後部座席に座る。


　「……俺の顔…見れねえか？…シロ」


　「……陽女華様に会いに行くおつもりですか？」


　「…そのつもり……だったが…止めとく……」


　俺の…意識はそのまま…途切れてしまったーー



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　気が付けば…自室のベットーーー


　傷の手当も施されていた。全身に激痛が走らせながらも俺は身体を起こした。


　「！？」


　ベット脇のサイドテーブルにはシロのメモ書き。


　俺はメモを手に取って読む。


　『私が代わりに、陽女華様を見て参ります。光様はゆっくりと
　お休み下さい。』


　「……」