DADDY
保健室にいた、男子生徒たちは、先生に追い出されて、私は、保健室のベッドに横にされた。
苦しかった。息するのが、苦しいだなんて、小学2年生以来だ。
小学生の時、私は、喘息が酷かった。喘息で1週間、入院もしたことがあった。
入院生活は、かなり退屈だった。
先公は、袋を持って私の鼻と口をその袋を被せて、呼吸を整えさせるようにした。
私の呼吸がいつも通りに戻り始め、私は、初めての過呼吸で疲れたのか、いつの間にか寝ていた。
先公が「今日の放課後、男子を呼んで謝罪させる」と言っていたが、私は断った。
どうせ、ヘラヘラ笑いながら、反省の色を見せないサルみたいな謝罪の仕方だろうと予想をしていたからだ。
案の定、男子生徒たちは、ヘラヘラ笑いながら、謝ってきやがった。
あれから、私は吐き気を感じるようになり、ご飯を食べられなくなった。