【企画】冬のある日の物語
*
「やっば!完全に遅刻〜っ」


私、矢崎 雪亞<ヤザキ ユア>


どこにでもいる極普通の高校生


ことわざで『急がば回れ』っていうけど、本当に回る人がどこにいますかっての!


私は遅刻しそうなのよー


その時私は、遅刻に気をとられていて、注意力がかけていた


キキーッ


全てがスローモーションで見えた


迫ってくる大型トラック


そして、慌ててよける私


ドンッ


「…っ」


私は、激しい痛みとともに、


意識を、手放した───










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