DKのどーしようもない日常





その問題を見てみると中2の時に習った計算だった。…あ、違う。中1だ。

コイツら、中1の問題も解けないのか…。



「そんな呆れた顔しないでさ、教えて下さいよ佑希先生!」

「どうやって解くんすかー?」

「ハァー…えっーと、この問題は――…」



中1と間違えられるような顔をしている陽哉の顔を見ながら、俺は溜め息混じりに解き方の説明を始めた。

説明が終わると、2人は「「あ!なるほど!」」と叫んでプリントに取りかかった。



……なんか、眠くなってきた。ここエアコンきいて涼しいし、珍しく旭と陽哉は静かだし。

よし、寝よう。
正直コイツらに勉強教えるのめんどくさい。





< 151 / 303 >

この作品をシェア

pagetop