DKのどーしようもない日常





「あ、すみません!私は1年C組の直井 瑞季(ナオイ ミズキ)ですっ」



直井、という奴はそう言いながら一礼をしてきた。

…ん?あれ、直井?なんか、聞いたことあるような……ま、いっか。



「…で、なんだっけ?」



俺がそう聞くとなぜか直井の顔がボワッと赤くなった。

なになになに、コイツ熱でもあるんじゃないのか?リンゴ並みに赤い…って、ちょ!直井の頭からすごい湯毛が出てるぞ…!



「私、帝くんのことが好きなんです」

「……いや、それより湯毛が…」

「好きなんですっ!」





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