狼くんと子猫ちゃん
「小春が男と話すだけでイライラして。すぐにその場から小春を連れ去りたいくらい。」
それくらい妬いているんだ、と。
「小春、俺――――――」
――TRRRRR
びくっと音がした方に目を向ける。
「私のだー」
健吾の腕の中から抜け出して携帯を手に通話ボタンを押した。
『あ、猫…じゃなくて小春ちゃん?今いい?』
「え、と。だれ?」
『俺、南条。分かる?』
その名前が聞こえて、後ろで大きな音がした。
『…誰かいる?』
「んー、今ね健吾と、んにゃっ」
耳舐められた…っ!