笑えないお姫様─笑顔を取り戻して─


「今日どっか寄ってこーぜ♪」

「またー?今日で何回目よ。」



2人のやりとりを耳で聞きながら
俺はゆっくりと歩く。



校門にさしかかった時
山本が急に足を止めた



「舜くん.....。」



確かにそう言った。


俺は1度逢ったことがある。

雅の.....弟だ........。
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