雫の恋
「言いたいことぐらいわかるわよ。何年幼馴染やってると思ってるの?」

ちなみに、14年ほどやっている。小さいころから家が近くて、よく遊んでたんだ。あのころは楽しかったなぁ…お母さんいたし

「ん~~…」

美南は顎に手を添えて考える。おいおい、考えなくともわかってくれよ



「20年?」



ずいぶん長い幼馴染だ

「生まれる前から!?」

私は驚愕して声を上げる。この子、何も考えずに言ってるでしょ!?それかバカなのか!!

「んじゃ…」

んじゃって…あんたねえ…。そんなクイズみたいな…



「3ヵ月」


それは幼馴染といえるのか?

私は疑問におもいつつも美南の能天気さに少し安らぎを覚えた



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