華〜ハナ〜Ⅱ【完】
「姫にして…この倉庫に監禁して…」
監禁?
されるかバーカ。
「…俺たちの玩具にしてやりてぇ。」
ギャハハハ――という笑い声。
玩具とは、そういう意味。
彼らの欲望を満たす、オモチャ。
「テメェら…許さねぇぞ…」
地を這うような声。
どす黒いオーラ。
背を向けて、その姿を見なくても分かる。
バキッ!!
ゴッ…!!!
ドスッ
次々に、人を殴る音。
断続的にそれが聞こえだした。
私は振り返りもせず、でもそれ以上足を進めることもせず…
その場に突っ立っていた。