華〜ハナ〜Ⅱ【完】
どちらが優勢、とは言えないけれど、やっぱり桜華の雰囲気が強そうで。
きっとすぐに、終わるだろう。
そう思って奥まで来ていた足を引き返そうとした。
何事もなく終わる。
そう思っていた。
「お前らんとこの姫さん、キレーだよなぁ?」
キシシッと笑うような声が耳に入った。
「あ゛?なんだテメェ…」
意外にも、それに反応したのは結都だった。
「俺たちの姫にしてやりたいぜ…あの美人は。」
何を言い出すのかと思えば。
だいたい私は桜華の姫になったつもりもなかったんだけど。