華〜ハナ〜Ⅱ【完】



「悪いけどまだ待ってて、」と言い残して嘉は部屋を出ていった。



そういえば、暴走ってどこに行くんだろう。


私は話には全く関わらなかったため、何も知らない。








少しすると私の後ろで部屋のドアが開いた。


「行くぞ、侑希。」


聞き慣れてしまった声を聞いて、私は立ち上がった。


そして、そっちを見る。





「…………!」






私は一瞬で目を奪われた。



「どう?カッコイイ??」



照れたようにそう言う楓。



< 20 / 305 >

この作品をシェア

pagetop