SECRET♥LOVE 元ヤン彼の スィート♥レッスン~同居人は甘々年上狼君~Ⅱ

 「あっ!!」



 「どうした?? 」



 「鉄兄がいきなり強く抱きしめるから、鉄兄のシャツにキスマークが… どうしよう??」


白いシャツに真っ赤なキスマーク。

ありえない!!



 「気にするな。 なんか嬉しい」



 「嬉しい?? 鉄兄おかしいよ」


 
 「美羽が俺に会いたがらないのは、早く別居の生活に慣れたいからって思ってた。」


 
 「そうだよ。 でもずっと我慢してた。」



 「そうなんだよな。 だけどどこかでずっと不安で… 学校に行けば美羽と同じ年頃の男は山ほどいて… 美羽はもしかしたら、年相応の相手と恋した方が楽じゃないかって…」



 「鉄兄…」



 「久々会った美羽はなんか大人っぽくなってたし…」



 「ちがう!! これは雪ちゃんが…」



 「わかってるって。 美羽がいつもの美羽で安心した。」



「なによそれ… でもそのシャツどうしよう」



 「上着を着れば大丈夫…  だろ??」


車から上着を取り出し、袖を通しながら笑顔で確認する鉄兄。


何から何まで完璧でドキドキが止まらない。

















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