SECRET♥LOVE 元ヤン彼の スィート♥レッスン~同居人は甘々年上狼君~Ⅱ
「美羽… 今から大輔の家に行ってくる。」
静かな空間が一瞬で壊れて行く。
鉄兄の慌てようで深刻さがわかる。
「鉄兄…」
あたしまで声が震える。
「美羽は心配しなくていいから… 家まで送るよ」
「あたし、もう少しここにいたい。 あたしの事は大丈夫だから」
「でも…」
「ひとりで帰れるし、だから早く行ってあげて」
鉄兄の背中を押しながら、心の中とやってる事のギャップに倒れそう。
「美羽… 後で連絡するから!!」
慌ただしく病室を飛び出していった鉄兄の背中を、見えなくなるまで見送った。