SECRET♥LOVE 元ヤン彼の スィート♥レッスン~同居人は甘々年上狼君~Ⅱ

 「幸子が泣いてたのは…」


聞きたくても聞けなかった事を切り出したのは鉄兄で…


運転する時はいつも真剣な横顔なんだけど…
今はちょっと違って…


 「大輔を脳死判定にかける事にするって両親に言われたらしい。」



 「脳死??」



 「今に始まった話しじゃないみたいだ。 認めたくなくてここまで伸ばしていたらしい」


 「それで!! 大輔さんどうなるの??」



 「美羽には話してなかったよな。 あの病院大輔の実家なんだ」



 「えっ?? あの病院が…」



 「だから、大輔の父親の院長も担当医も力を尽くしてきた。 だけど、そろそろって事になったみたいだ」



 「そんな…」



 「だけど、せめて半年だけでも待ってほしいってお願いしてきた。」



 「それで…」



 「後半年で目覚めなかった時はあきらめがつくのかもしれんなって大輔の親父さん泣いてた。」



 「鉄兄…」



 「俺が、俺が大輔の代わりに殴られていたら、大輔も幸子も大輔の家族もこんなに苦しまなくてよかったのにな…」



 「て…っにぃ… そんな事言ったらイヤだよ~ そんな事言わないで~」



鉄兄の苦しさ、悔しさが痛いほど伝わってくる。


あたしは… 
鉄兄が無事だった事をよかったって思ってしまうのに…


鉄兄…

大輔さんごめんなさい。







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