SECRET♥LOVE 元ヤン彼の スィート♥レッスン~同居人は甘々年上狼君~Ⅱ

 「美羽~!! 」


その声には聞き覚えがあって。

当たり前か。 

聞き覚えなかったら呼び捨てになんかしないよね…



慌てて涙を拭いた。



振り向くまでの、彼が追いつくまでの数秒間で笑顔を作るから…




 「竜… 雪ちゃんは??」



 「そこの喫茶店で待ち合わせ。おまえは??」


 
 「あっあたしは…」



 「寒さで目も鼻も真っ赤になってるぞ。」



 「そっ。寒い…もんね。」



なんで泣くの??

竜の前で泣いたらそれこそバカじゃん!!


 「美羽?? どうした??」



 「風がねっ。冷たすぎてなんか涙がねぇ~」

笑って見せなきゃ。


笑って。




 「何でも話せよ。」

懐かしい匂いがあたしを包んで…
冷え切っていた体が温もりで包まれる。







< 58 / 400 >

この作品をシェア

pagetop