SECRET♥LOVE 元ヤン彼の スィート♥レッスン~同居人は甘々年上狼君~Ⅱ
「美羽~!! 」
その声には聞き覚えがあって。
当たり前か。
聞き覚えなかったら呼び捨てになんかしないよね…
慌てて涙を拭いた。
振り向くまでの、彼が追いつくまでの数秒間で笑顔を作るから…
「竜… 雪ちゃんは??」
「そこの喫茶店で待ち合わせ。おまえは??」
「あっあたしは…」
「寒さで目も鼻も真っ赤になってるぞ。」
「そっ。寒い…もんね。」
なんで泣くの??
竜の前で泣いたらそれこそバカじゃん!!
「美羽?? どうした??」
「風がねっ。冷たすぎてなんか涙がねぇ~」
笑って見せなきゃ。
笑って。
「何でも話せよ。」
懐かしい匂いがあたしを包んで…
冷え切っていた体が温もりで包まれる。