ウサギとヒツジと時々オオカミ!?

この状況は何?



「お腹空いたね~」



何て周りの声。

私はお腹も空かないし、昼休みなんてならなくても良かった。

吉川君と、一時間目終わりに話した後の授業はとても早く感じた。
いつもは、いつ終わるんだろって時計ばかり見てるのに。


あれから吉川君とは会話もないまま今、コンビニの袋を持った吉川君が私と由季の前に立ってる。



「吉川君、一緒ご飯食べようよ~」


「ぁ、もう食べる人決まってるから…ごめんね」


「…………」



その人達と食べていんだけど…。
授業終わりの合間、吉川君は女子に囲まれて質問攻め。
男子とは、まだ話してないみたい。


「カッコいいからひがんでんだろね~」


何て由季が言ってたっけ…。


でも、やっぱし女子からは今もこうしてご飯の誘いを受けてるのににっこり笑って断ってて…
お弁当を準備する私達の目の前に立ったままだ。


< 22 / 186 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop