ウサギとヒツジと時々オオカミ!?

黒いヒツジ!?



―kayuya.side―



優美が体育館倉庫へ行ってからかなりの時間が経った。
連絡をするにも、携帯番号を知らない。
様子を見に行こうと思ったけど、待ってるって言ったし俺が図書室から出て入れ違いになるのが嫌だから様子を見に行けない。



トイレをも我慢して俺は取り合えずトイレに行く事にした。



トイレに行く途中、よく俺に話してくる奴らがたまってた。
俺は、無意識に隠れちまったけど…

それが、優美が来ない理由を知る事になった。



「アイツ、まぢ調子乗ってるからもう少し閉じ込めてよーよ!」


「だね!これで当分大人しくなるっしょ!!」



コイツら何言ってんだ?



「室井、まぢ和也君から離れろって感じ?」



ゲラゲラ可笑しそうに笑ってやがる。



そうか…そう言う事か。



「お前ら……」




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