殺人カメラ
ピンポーン…。
「ん……?」
気がつくとあたりは暗くなっていた。
「美里さん…居ますか?」
どんどん!
何度もドアを叩く。
ガチャ…
「…!」
中に入ってきた!
「美里さん…居るんでしょ?今日は一回も外に出てないもんね?…フフフ」
聞き覚えのある声だ…
足音をたてないように部屋の所まで行き、カギを閉める。
カチャリ…
「…!部屋だね!!今いくよっ」
その人は部屋の前まできてドアを叩く。
「何でカギをかけてるの!!僕は君の命の恩人だよっ!!」
「知らないてばっ!帰って!!」
ドアノブをガチャガチャ回している。
「僕はただ君の事が好きなだけなんだ!!いや、愛しているんだよ!!なんで僕をこばむの!」
「あの男を殺したのだって僕さ!!」
…あの男…?
「君を襲おうとした男さ!僕以外が君に触るのは耐えられない!!」