執事と共に雪遊びを。
「私が初めて文字を見たとき、とても懐かしい感じを覚えました」

「懐かしい感じ……?」


春樹は、絶対の自信を持った笑みで言った。


「私が、貴女の文字を間違えるはず無いでしょう」


恵理夜は、降参だ、というように肩を竦めた。
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