桜色の初恋
質問したあたしに先生は無言のまま話を聞いてくれる。
「二ヶ月前。先生はあたしの命を助けてくれたんだよ?」
あたしの言葉に先生は驚いた顔を見せる。
「なに・・言ってんだ?」
「先生は覚えてるかな?
二ヶ月前に校門のところに咲いてる桜の木を切る計画があったのを」
「それなら..知ってるけど」
「先生はあたしを助けてくれた・・あの木を残して欲しいって」
「・・でもそれとお前とは」
「あたしはあの桜の木なの」