桜色の初恋


「先生?見てて?きっともう一度綺麗に咲かせてみせるから」




先生、あなたが本当に好きでした。

あたしの命を救ってくれたあなたが

あたしを少しでも好きといってくれたあなたが。




どうか。

どうかあなたが幸せであることを心から願います。


それがたとえあたしじゃない、他の人でも―――



先生。


ありがとう、そしてさようなら



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