*春色バラード*

防音になっているドアをカタンと閉めた。


「なんかママ、変でごめんね?
たぶん相当緊張してたんだと思う。(笑)」


「いや、全然。(笑)
やっぱり何となく瑛菜と似てるな。」


「そう…かな…?


てか慶太は緊張とか全然しないんだね?

こういうシチュエーションは慣れっこ?(笑)」


「……ふっ…。
……瑛菜はまだまだ修行が足らないな。

緊張してたに決まってんだろ?

もっと俺のことよく見て感じ取らないと。(笑)」



「えー!そうなの?
全然分からなかった〜。

演技上手いね?これは浮気されても見抜けそうにないなぁ〜。(笑)」



「別に演技力はないよ…。

しかも浮気はしないから。


あとこういうシチュエーションは今までほとんどないよ。」



「……へぇ〜。

……そうなんだ♪……」




…私が感じる、ほんの少しの不安をいつもこうやって安心させてくれてるような気がする…。


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