*春色バラード*

「なぁ、瑛菜?
…無理に明るくしなくていいんだぞ?」


心配そうな目付きで見つめられた。


「べ…別に…無理なんて…。」


急にそんなことを言われて上手く返せなかった…。


「オーディション、上手くいかなくて落ち込んでるならそう言えばいい。

俺の前で無理するな。

俺が何のためにいると思ってる?

瑛菜を支えるためだろ?」


「………あり…がとう。」


ぎゅっと優しく抱きしめられると、



涙が溢れた。



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