キミと恋の途中

横で立っている未麗はただ首を傾げている。

「み~れいっ。早くしないとお弁当食べるじかん無くなっちゃうよ~。」
「あっごめん。今行くー!!」

「未麗ちゃ・・・」
「じゃあねっ優。それから皆さんもっ。」

ドアを開けるときにこちらをもう一度振り返って手を振った。

走んの速ぇー。


「・・・・・ぅ。」

なぜか俺の後ろからドス黒いオーラが漂ってくる。

「優~(怒)」
「何?陸斗?」

俺は気にせず、弁当を食い始めた。
冷凍食品ばっか、だな。

周りは俺たちを見て動揺している。


「優のせいで俺の印象最悪じゃんっ!!」
「しらねー。」

「謝れっ。」
「はぁ?なんで、俺が陸斗に?」

数分で弁当をたいらげやっと陸斗の顔を見た。

怒ってんな。(笑)

「お前!消す!!」
「やってみれば?そのかわり俺は未麗に全部言うけど?」

今までの女の数・・・・。と耳元でつぶやいた。

「~~~~っ」

「俺になんか奢ってくれんなら未麗に紹介してやるよ。」

「優っ食べ物ばっかだな。」
周りのダチがゲラゲラ笑い始めた。
「成長期だから♪」

さー。陸斗はどうするかな?

< 10 / 77 >

この作品をシェア

pagetop