キミと恋の途中
横で立っている未麗はただ首を傾げている。
「み~れいっ。早くしないとお弁当食べるじかん無くなっちゃうよ~。」
「あっごめん。今行くー!!」
「未麗ちゃ・・・」
「じゃあねっ優。それから皆さんもっ。」
ドアを開けるときにこちらをもう一度振り返って手を振った。
走んの速ぇー。
「・・・・・ぅ。」
なぜか俺の後ろからドス黒いオーラが漂ってくる。
「優~(怒)」
「何?陸斗?」
俺は気にせず、弁当を食い始めた。
冷凍食品ばっか、だな。
周りは俺たちを見て動揺している。
「優のせいで俺の印象最悪じゃんっ!!」
「しらねー。」
「謝れっ。」
「はぁ?なんで、俺が陸斗に?」
数分で弁当をたいらげやっと陸斗の顔を見た。
怒ってんな。(笑)
「お前!消す!!」
「やってみれば?そのかわり俺は未麗に全部言うけど?」
今までの女の数・・・・。と耳元でつぶやいた。
「~~~~っ」
「俺になんか奢ってくれんなら未麗に紹介してやるよ。」
「優っ食べ物ばっかだな。」
周りのダチがゲラゲラ笑い始めた。
「成長期だから♪」
さー。陸斗はどうするかな?