キミと恋の途中

「優、行こうぜ。」
「おう。」


俺はエナメルをそのまましょって教室をでた。




被服室は教室の隣の隣にある。

教室が足りないためD組はここで着替える。


「しっかし、さっきの優のぼぉ～とした顔ﾔﾊﾞかったな。」

俺を見ながらﾆﾔﾆﾔと話しかけてくる陸斗

「しょーがねぇだろ。名字最近変わったんだから。」

制服をﾊﾟｻｯと脱ぎながら静かに答えた。

「うわっイイ体してんじゃん!!」
「どこ見てんだよ･･･。お前は変態か？」

「ひっでーっ。」

そういいながら陸斗も着替え始めた。

俺的に陸斗も変わらない気がするけどな。



まだ2、3回しか着たことがないｼﾞｬｰｼﾞに身を包みながら俺はみんなに保健室に行くように促した。

保健委員じゃなきゃこんな面倒な仕事やらねぇのに･･･。