キミと恋の途中
「先生。D組です。」
「おっ。やっと来たか。」
イスに座っている医者にボードを手渡した。
「なんだ?その他人ヅラ?」
「・・・・・え?」
医者の顔をジッと見た。
「信汰さん!?」
「気づくのおせーっての。」
ハハハと笑っている。
「な、なんで?」
「俺、医者だし。これ仕事。」
「まじですか!?」
「マジ、だよ。」
初耳なんすけど・・・。
ドンッ
「優っ!!置いてくなよ~。」
「おまっ・・・あぶねぇな。」
なんでこう背中をドンと押すヤツばっかいんだろ。
「こんにちは。」
「・・・・・ちわっす。」
信汰さんは陸斗に微笑みながら挨拶した。
「・・・・・。新堂?優と同じ名字っすね。」
陸斗なりに敬語使ってるつもりなんだろう。
まったく敬語には聞こえないけど。
「そりゃ~。優のお父さんだからさ。」
「えっ!?」
耳を塞ぎたいほどの声が耳元で聞こえた。