初恋~First Love~
その日の放課後。

「鏡花、智明
一緒に帰ろう」

そう言ってきたのは、違うクラスの"みあか"

「帰ろ、帰ろ~」

三人の家はすぐ近くで、あたし達は幼馴染だ。


「ねぇ、みあかは好きな人いるの?」

智明がみあかにもそう聞いた。

智明は本当にそんな話しが好きだなぁ。

「いるよ」

みあかはアッサリそう答えた。

それは智明にも予想外だったようで、ちょっと驚いていた。


「だれだれ~??」

智明は興味津々のようだ。

「耕介」

みあかはその質問にもアッサリ答えた。


「マジで~!!」

「うん」

なんだか、この二人の会話が無性におかしく思えた。

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